大学院生にスカウト型(逆求人)就職活動をおすすめする理由|新卒採用

新卒学生の就職活動サイトと言えばリクナビやマイナビが有名ですが、最近は企業から学生へオファーが来るスカウト型(逆求人)サービスが普及し始めています。

本記事では、大学院生など専門分野を持つ学生やポスドクの方々がスカウト型(逆求人)サービスを利用すべき理由を書いています。

スカウト型(逆求人)就職活動サイトとは何か?

スカウト型(逆求人)サイトとは、学生が登録しておくことで企業からエントリーor面接しませんかとスカウトが来るサービスです。

これまでの就職活動では、学生がエントリーシート(ES)を書き、リクナビやマイナビなどの就職活動サービスを通じて、あるいは直接企業へエントリーするのが一般的でした。
企業はそのエントリーシートを読み、合格であればエントリーシート通過の案内を学生に返します。

一方、スカウト型(逆求人)サイトでは、学生がプロフィールを登録しておくと企業の採用担当者が見られる状態になります。企業の採用担当者が登録されているプロフィールを見て良いと思えば、その学生にオファーを出します。

つまり、 アプローチの起点が学生ではなく企業側 になります。

転職においては、この企業からのオファー制度はごく一般的ですが、新卒の就職活動においてはここ数年で普及し始めました。

なぜ企業はスカウト型(逆求人)サービスを利用するのか?

理由1:以前の就職活動では企業は学生がエントリーしてくれないと始まらない

以前の就職活動では企業は学生がエントリーしてくれないと始まらない

単純な話ですが、企業から学生へオファーできない場合、企業はエントリーしてきた学生の中から採用者を選ばなければなりません。しかし、エントリーしてくれる学生が想定よりも少ない場合や、エントリーのあった学生の中に採用したい人材がいない場合、企業は採用することができません。

そのようなときは、これまでは就職活動イベントでよくある合同説明会に企業が参加し、エントリーしてくれる学生を増やしていました。ところが、合同説明会への参加は有料であり、かつ合同説明会を開いたところでどのような学生が参加してくれるかわかりません

スカウト型(逆求人)であれば、 企業は学生のプロフィールを見た上でオファー を出せます。つまり、企業にとって効率のいい採用活動ができます。

理由2:採用数が計画に達しそうにないケースがある

理由2:採用数が計画に達しそうにないケースがある

企業には採用計画があります。例えば、今年は6月までに30人に内定を出すなどです。採用計画は各所課や事業部に必要な人数が人事部に集められて決定します。
この採用計画の達成採用担当の人事部にとって非常に重要なミッションです。思ってたより学生が集まりませんでしたでは済まないのです。

 企業にありがちなのは、採用活動の前半は採用基準を厳しくしてしまう ことです。

なぜなら、採用活動の開始直後は良さそうな学生がいたとしても、今後もっと良い学生が受けてくるかもしれないと考えるのです。その結果、例え優秀な学生がいたとしても、最初の方は厳し目に評価します。お笑いのM-1グランプリでトップバッターや2番目の漫才師に高得点を付けづらいのと同じです。

しかし、採用活動が後半になると、企業も内定者を絞っていると採用計画数に届かないことに気が付きます。
そのような場合に、企業はスカウト型(逆求人)を使って学生にオファーを出し、エントリーしてもらえる学生を増やします。企業説明会のように時間やコストをかけなくて済みます。

また、内定者数が採用計画数に達していたとしても、その後内定者が入社を辞退することもあります。この場合も学生に積極的にオファーを出して内定者を確保しようとします。

理由3:企業が学生へ求める採用条件が具体的になってきた

理由3:企業が学生へ求める採用条件が具体的になってきた

以前は、企業が学生に求めることは、「コミュニケーション能力がある」「周りと上手くやっていけそう」など性格的な部分でした。これは企業が実務戦力となる人材は中途採用で採ればよいと考えてきたからです。

しかしながら、職場がコミュニケーション能力が高い新入社員ばかりになっても会社は回らないのです。企業間の競争は激しくなっているため、やはり企業の求める能力のある新入社員を欲しいと思うようになってきました。例えば、食品会社の品質管理部ならHPLCなど分析の実験はできてほしいでしょうし、製薬会社の研究職なら有機合成や薬物動態などがわかるなどです。

 企業が求める学生像が具体的であればあるほど、企業からオファーするメリットは大きくなります 。HPLCができる学生が欲しいのであれば、スカウト型(逆求人)サービスに登録している学生の中から”HPLC”ができると記載している学生に絞ってオファーします。

企業は専門性のある大学院生が欲しい

企業は専門性のある大学院生が欲しい

企業は大学院生を求めている

大学院生にスカウト型就活サイトをおすすめする理由は、その専門性にあります。修士・博士など大学院生やポスドクは特定分野の専門性を持つ人材です。

企業が大学院生などを採用する場合は、専門性が必要な業務をしてほしいからです。単に”コミュニケーション能力の高い学生”や”向上心のある学生”程度のざっくりした採用条件であれば、学部生が採用されるケースが多いです。学部卒の方が大学院修了者よりも給与は安くて済みますし、年齢も若いです。

それでも企業は専門性を優先して大学院生を採用します。 メーカーの研究開発職などは初めから大学院生しか採用しないと決めていることも多い です。

エントリーする際に研究内容の提出が必須な企業がありますが、これは企業側が学生の専門性を知りたいからです。

専門性が企業と大学院生のマッチングを難しくしている

ところが、企業からするとたくさんの学生の中から期待する専門性を持った学生を探すのは簡単ではありません。バイオ医薬品の会社がセルエンジニアリングのできる学生を採用したいと思ったところで、セルエンジニアリングをやっている大学院生などそもそも日本にほとんどいません。

ましてや、企業はエントリーしてくれた学生の中からしか学生を選べません。その中にセルエンジニアリングのできる学生がいる確率など微々たるものでしょう。

 専門性の高い大学院生・ポスドクが欲しいなら、企業も座して待つのではなく、スカウト(逆求人)型就活サービスを使って自ら探した方が効率が良い です。

まとめ:企業がスカウト型(逆求人)サービスを利用する理由
  • 企業も学生を探している
  • スカウト型(逆求人)サービスは専門性ある学生を探しやすい

大学院生・ポスドクの最大のメリットは企業から見つけてもらえること

企業が専門性ある学生を見つけるのは簡単ではないことは説明しました。これと同じことが大学院生・ポスドク側にも言えます

セルエンジニアリングができる学生からすると、“セルエンジニアリングのできる学生を求める企業”を探すことが困難です。

新卒の募集要項は非常にざっくりしているため、学生側は企業が何を求めているのかわかりません。

それゆえ、学生は多くの企業の説明会に参加し、多くの企業へエントリーします。面接に進んだあたりで、入社すれば上司になるであろう部課長に
「あなたの今の研究は当社でも活かせる」
と言われ、結果的にマッチングしていた、あるいは
「あなたの研究を活かしたいなら他社へ行った方がいい」
と言われ、結果的にマッチングしていなかったことに気が付きます。そして学生は「提出書類に研究内容書いていたのに…」と疲労感を覚えます。

企業からオファーが来た場合、このような徒労はほぼありません。なぜなら、少なくとも企業は大学院生のプロフィールや研究内容を理解した上でオファーするからです。

また、そもそも学生からすると、 落ちて当たり前の就職活動において、企業の方からオファーが来るのは嬉しい ものです。

まとめ:大学院生の最大のメリットは企業から見つけてもらえること
  • 専門性を求めている企業があなたのプロフィールや研究内容を読んだ上でオファーしてくれる
  • 企業からのオファーは嬉しい

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