本記事ではバイオサイエンス学部から新卒で食品メーカーに就職されたAさんの体験談を紹介しています。インプットではなくアウトプットをアピールした方がいいという点は、エントリーシートでも面接でも参考になるのではないでしょうか。
生物(バイオ)系学部卒のAさん
Aさんの自己紹介
学物卒の新卒として就活をしました。学部はバイオサイエンス学部で、食農科学系、生命工学系、生命情報学系について学び、生き物のつながりを基礎から応用まで分子レベルで掘り下げながら生命科学分野の最先端を追究するといった研究に関わりました。
どのような業界および職種を受けましたか?また、どのような企業の内定を得られましたか?
自分が興味を持つ分野で大学で学んだことを活かしたかったので、食品メーカーの研究開発職や品質管理系の職種にエントリーをしました。
15社にエントリーをし、3社から内定を得ました。最終的には、食品メーカーに入社しました。
エントリーシート(ES)の志望動機や自己PRにはどのようなことを書きましたか?
食品の開発や品質管理において、生産品の品質を管理・確認するための理化学・微生物検査をするのですが、大学時代に実際に使用していたBriX計やpHメーターを多用するので即戦力となれるといったことを書きました。
専門知識があるというインプット面より、機器の使用や検査など、こんなことができるという実践的なスキルや経験をアピールすることに重点を置きました。
就職活動で一番苦労したことは何ですか?どのようにして乗り越えましたか?
希望する職種の採用人数が少なかったのですが、バイオ系学部の学生だけでなく、農学部系の学生もエントリー者が多く、化学系の学部の人とも競争しなくてはならないので、バイオという分野出身であることを、どのように強みにして、他学部の人より、その企業や職種にマッチしていると思ってもらうか苦労しました。
最初は「こんなことを学びました」、「こんな研究をしました」とインプット面をアピールしていましたが、内定がなかなか出なかったため、実際に取り組んだ実験やどんな機器を使って分析していたかなど、「こんなことができます」、「この機器を使いこなせます」といったアウトプットスキルをアピールするようにしたところ、内定が得られるようになりました。
就職活動の後輩にアドバイスをお願いします
バイオ系の学部は農学部や化学系学部、工学部などに比べて、学部のアピールができない、不利などと言われることもあります。
ですが、実際には高い品質管理能力が求められる企業において、必要な人材になれるのではないでしょうか。
私は現在、食品メーカーの生産品の品質保証部に所属しており、品質を管理・確認するための理化学検査や微生物検査を担当しています。
大学時代に使ったことのある機器や器具を使用する機会が多いので、学部で学んだ知識や経験が本当に役立っています。
他学部に勝てないなどと思わず、学生時代に身につけたスキルややってきた経験をアピールしてください。
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