更新日:2020年1月19日
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オートクレーブはガラス瓶?
バイオロジーの実験をしていると試薬のオートクレーブ滅菌は日超茶飯事です。オートクレーブ(Autoclave)をする際、みなさんはどのような容器を使用されていますか。メディウム瓶など耐熱性ガラス瓶を使用されている方が多いのではないでしょうか。
ガラス瓶のデメリット
ガラス瓶は入手しやすく、どこの実験室にもあります。しかし、ガラス瓶には以下のデメリットがあります。
- ひびが入る、割れる
- 重い
- 滑りやすい
- オートクレーブ後の冷却(急激な温度変化)に弱い
手が滑ってガラス瓶を割ってしまった経験のある方もいらっしゃるでしょう。 オートクレーブ装置と実験台との往復を避けられないため、持ち運び中に床に落とすリスクがあります。また、 地震でガラス瓶が棚から落ちて割れていたという話も聞きます。
割れてしまうとガラスが飛散するだけでなく、有害な化合物が入っていた場合は掃除だけでも一苦労です。
オートクレーブできるポリ容器
そこで、今回はオートクレーブできるポリ(ポリエチレン;PP)瓶をご紹介します。研究室のリスク管理のひとつとして検討されてはいかがでしょうか。
1.アズワン(AS ONE)のアイボーイ
◆容量が50mLから2Lと多様
◆ 1本から購入可能
◆ 滅菌済みもある
◆広口と細口どちらもある
◆薬品耐性を持たせたシリーズもある
◆安価(重要!)
出典:アイボーイ
2. Thermo Fisherのカーボーイ(Carboys)
◆10-50Lと大容量向け
◆コック付き
◆ 持ち運び用取っ手付き
出典:カーボーイ
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